枯れ枝のような桜の木も
よく見ると花の支度を始めているように
畑の冬野菜も着実に春を迎える準備をしています。
とは言え、寒い。
昼と夜の寒暖差が
甘く旨味のぎっしりつまった
美味しい野菜を育むと聞きます。
まさにこの土地にうってつけの
キャッチコピーだと思うのですが
暦とはうらはら
なかなか氷が溶けません。
雪が積もる日はそうないものの
周囲の地域と比べても
ひときわ冷え込む土地柄です。
新婚旅行に氷河に行ったわたしたちですが
おうちの畑でこんな氷を見ることになるなんて!
地中の微生物たちの
活動もすっかり弱まってしまうと
畑の土は凍りつき
大根や人参など
根菜類は引き抜けなくなってしまいます。
収穫途中でヒビが入って割れてしまったり
皮がはがれやすくなります。
土を落とすためのバケツの水は
昼の暖かな日差しを浴びて
夕方になってやっと
もろくなりました。
日に日に増すような氷の厚みも
そろそろ
春、おいで。